300年の歴史を今に伝える
【日高火防祭】
水沢の春の風物詩、奥州市水沢地区、伝統のお祭り『日高火防祭』。
日高火防祭は、水沢を代表する祭りとして桜の咲き乱れる季節に、
全市をあげて繰り広げられ、防災の願いを込め、300年の歴史を今に伝える祭事です。
一大絵巻の中で奏でられる古式豊かな格調高い囃の音曲、「はやし屋台」と「打ちばやし」は、
岩手県の無形民俗文化財に指定されています。
【由来】
明暦3年(1657年)の「振袖火事」と呼ばれる大火以後の事である。この大火で江戸城の天守閣も含めて、ほとんど完全に焼け野原になった。この大火を目の当たりにした当時の水沢城主が、火災予防を祈って祭事を行ったのが由来とされています。日高妙見社の日は「火」に瑞山(みずやま)神社の瑞は「水」に通ずるとして両社に祈願し始められたのがこの祭であるといわれています。